夜勤のシフトには、2交代制と3交代制の2種類あります。日勤と夜勤の2つに分かれる2交代制では夕方から翌朝まで、日勤と準夜勤と深夜勤の3つに分かれる3交代制では、準夜勤は夕方から深夜まで、深夜勤は深夜から翌朝までが勤務時間となります。
夜勤に備えて準備しておくと良いものは、「食べ物や飲み物」「時計やライト」「仮眠グッズ」です。夜食や飲み物、小腹が空いた時につまめる個包装のおやつも用意して糖分を補えるようにしておくと、集中力や判断力の維持に役立ちます。また、夜勤では消灯時間中に業務を行うため、ペンライトやライト付きの時計、首掛けタイプのライトなど使い勝手の良いものを選びましょう。3つめの仮眠グッズは、しっかり仮眠を取ることができるように、枕や耳栓などを準備しておくと良いでしょう。うっかり寝過ごさないように、目覚まし時計もあると安心です。
夜勤に入る前に確認するべき情報も、3つあります。まず「受け持ちの患者さんについて」の情報は、しっかりと確認しましょう。日中と夜間では、不安になってナースコールの頻度が上がったり薬の作用でふらつくなど、患者さんの様子が異なる場合があるため、申し送りで入念に情報を集めておくことが大切です。そして、「医療機器や物品について」の情報も確認しておきましょう。夜勤では見えづらい中で医療機器を使ったり物品を準備しなければならないので、物品の位置や医療機器の使用方法を確認しておくことでスムーズに扱えます。3つめは、「他の看護師やスタッフについて」の情報です。緊急時にも少ない人数で対応しなくてはならず、連携がたいへん重要なため、他にどんなスタッフがいるのかを確認しておきましょう。